IT から医療まで多角的分野で業界トップクラスの人材事業を展開し、急速に成長するレバレジーズ株式会社。国や業界を超えたグローバルな活躍を目指し、渋谷スクランブルスクエアの高層階へ拡張移転したオフィスプロジェクトだ。広いフロアをフル活用し、多様な素材を使いながらもメリハリのあるスタイリッシュな空間をデザインした。
オフィスの一番の狙いは、入った瞬間の「驚き」。目立つシンボルは必要ない。その一瞬で目に飛び込んでくる情報の数々が、空間に力強さを与え、訪れる人の感情を揺さぶる「驚き」を狙った。エントランスに広がるグリーン、エリアごとの床タイルの切り換えや壁面のサビ調タイル、和を感じるペンダントライト、無垢材の造作テーブル、ガラスや鏡など、あえて統一させない様々な要素が世界観を構成している。
ダイナミックに空間を切りながら奥へと続くエントランスのガラスの通路は、手前と奥の関係性をつくり出すツールであり、よりスペースを広く見せる仕掛けだ。間接照明やダウンライトによる照明計画で、陰影によって空間の立体感を演出している。全長15 メートルに及ぶ広大なグリーンウォールは、岩を苔やつる植物を使い、豊かな自然とのつながりを生むバイオフィリックデザインを取り入れている。コーポレートカラーの深い青や緑を感じる落ち着いたトーンを基調に、世の中の感情に貢献するレバレジーズの強い想いを体現するスペースとなった。
株式会社スマートシンフォニー
田中 幸成
Kosei Tanaka
大学時代は男声合唱団に所属し、日本全国のみならず欧州演奏旅行を経験。最後の公演で幕が下りる際、「これで人生が終わった」と思えるほどの寂しさがこみ上げ、それが起業への原動力になっている。57歳で起業。若い音楽家に当時の自分を重ね合わせ、彼らの夢を未来につなぐべく奮闘している。
大学を卒業して34年、ずっと会社勤め、いわゆる組織の一員として働いていたのですが、あと数年で定年という2018年6月1日、57歳で独立、株式会社スマートシンフォニーを立ち上げました。仕事は、クラシック音楽を中心とした音楽イベントのプロデュースをしています。
特に力を入れているのが若手音楽家の皆様のサポートです。音楽大学から毎年新人の音楽家が輩出されますが、世の中には若い音楽家の活躍機会が少ないので、彼らと話をしてコンサートを一緒に創り上げたり、集客方法についてアドバイスをしています。時には人生相談も(笑)
大学4年間男声合唱団に所属して100回以上舞台に立ち、日本全国を回ったり、1ケ月にわたる欧州演奏旅行をしました。4年生の最後の公演はフェスティバルホール(大阪)で開催されたのですけど、2000人のお客様の前で歌って、幕が下りる瞬間、「これで人生が終わった」という寂しい気持ちと、「明日からは社会の一員として現実の世界で生きていくんだ」という思いが交錯しましたね。「音楽で食べていきたい!」と、そう思ったんですけど、保守的な家庭で両親は「音楽なんて遊びだろう」という反応でしたし、当時、音楽関係の就職というのは限られていましたから、卒業後は神戸市内の家電量販店に就職しました。
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